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市長メッセージ(平成27年)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年12月1日更新

市長メッセージ 市民の皆様へ

平成27年3月11日 市長メッセージ

 寒さもようやく緩みはじめ、少しずつ春の気配が感じられる季節となりました。

 市民の皆様には、市政全般にわたりご理解とご協力を賜っておりますこと御礼を申し上げます。

 さて、未曽有の大災害となりました平成23年3月11日発生の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から、4年の歳月が経過いたしました。
 震災により尊い命を落とされました多くの犠牲者の皆様に対し、市民の皆様とともに心から哀悼の意を表しますとともに、改めまして被災されました皆様方に、衷心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。
 本市には、浪江町の皆様をはじめ浜通り地方から未だに多くの皆様が避難を余儀なくされております。長期にわたる仮設住宅等での不自由な生活が続いておりますこと、心中をお察し申し上げます。1日も早い故郷の復興を心から願いますとともに、市といたしましても更に意を注いでまいりたいと思います。

 これまで多くの市民の皆様をはじめ、本宮を故郷とする方々、友好都市の上尾市、全国へそのまち協議会の各自治体、地域活動や事業連携をいただいている相模女子大をはじめとする各大学や金融機関、そして多くの企業や各種団体の皆様方から多大なるご支援とご厚情を賜っておりますこと、深く感謝を申し上げます。

 さて、震災による公共施設などの災害復旧事業は完了したところでありますが、未だに原子力災害は風評被害による影響や健康への不安を残しており、引き続き、放射能対策は最優先課題として、復旧・復興に全力を傾注しているところでございます。放射能除染につきましては、現在、市内全域にわたる住宅除染を最優先に実施し、住宅除染や仮置き場の整備など、着実に進んでおります。
 住宅除染につきましては、今年1月に市内全地域の発注を完了いたしました。
 風評対策につきましても、安全・安心の確保のため、米の全量全袋検査や農産物のモニタリング検査について、しっかりとした検査体制を継続させ、市内外へのPRを積極的に進めております。
 また、放射線による健康不安の解消のため、ホールボディカウンターによる内部被ばく検査やガラスバッジによる外部被ばく検査を継続して、しっかりと進めてまいります。

 昨年12月5日には「子どもたちが屋外でのびのびと安心して遊びながら、自然とふれあい「冒険心」と「新たな発見」を体験できる施設として、スマイルキッズパーク記念樹の杜 屋外あそび場」をオープンいたしました。オープン以来、毎日多くのご家族に楽しんでいただいております。
 今年は、神座地区に屋内練習場の建設にも取り組んで行きたいと考えております。これらの施設を活用しながら、子どもたちの好奇心と探究心を育て、心身の健康の向上を図ってまいりたいと思います。
 また、震災や原発事故により避難を余儀なくされている皆様方が、一日でも早く安定した生活が送れますよう、復興公営住宅の整備を進めてまいります。

 本市は、着実に復興に向けて前進しております。
 去る、2月28日には、英国のウィリアム王子と安倍晋三首相が本宮市を訪問され、スマイルキッズパーク「屋内あそび場」と「記念樹の杜 屋外あそび場」を視察いただき、元気に遊ぶ子どもたちとの交流を深めていただきました。
 また、記念樹の杜に東日本大震災と原発事故からの復興への祈りを込め、ウィリアム王子に英国の木「オーク」を、安倍首相に「ソメイヨシノ」を、内堀知事に県の木「ケヤキ」の苗木を記念植樹いただきました。
 ウィリアム王子の訪問は大きな励みとなり、復興と本宮の元気を、日本、そして世界に発信できた意義は大きく、大変喜ばしいことであります。

 私は、市長の責務として、これからも復興への取り組みを最優先に進め、「住んでみたい市もとみや」を目指して、「復興事業」と併せ、本年度から動き出しております「定住促進事業」を強力に推進するため、複合的に事業展開を行います。
 本宮市の魅力を全国に向けて発信しながら、お年寄りからお子様まで誰もが未来に希望を持ち、明るく豊かに、安心・安全に日々の生活を送れる、そして、震災前にも増して元気あふれる「もとみや」を創るため、市の復興計画に掲げた「安全と安心を大きな夢につなげる『福島のへその まち』本宮」をスローガンに、更なる強い心で取り組み、「住んで良かったと思える本宮」が実感でき、市民の皆様と共感できるまちづくりに努めてまいりますので、今後ともなお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 これをもちまして、震災後4年が経過しての私からのメッセージといたします。

平成27年1月1日 市長メッセージ

 明けましておめでとうございます。
 本宮市長でございます。

 市民の皆様には、平成27年の輝かしい新春をお健やかにお迎えのことと、お慶び申し上げます。
 また、日ごろより市政運営に格別のご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼を申し上げます。

 さて、未曽有の大災害となりました東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から、間もなく4年の月日が経過しようとしています。
 これまで多くの市民の皆様をはじめ、友好都市の上尾市、災害協定を結ぶ各自治体および各企業、地域活動や事業連携をいただいている各大学や金融機関、そして多くの民間企業や各種団体の皆様からご支援とご協力をいただき、復興事業を進めて参ることができました。あらためまして、心より感謝を申し上げます。

 まず、放射能除染につきましては、現在、市内全域にわたる住宅除染を最優先として進めております。また、農産物の風評被害対策につきましては、安全・安心の確保のため、米の全量全袋検査および農産物のモニタリング検査の体制を強化しながら進めておりますが、このことは風評問題にも関わることから、市内外へのPRを積極的に進めております。

 さらに「住んでみたい市 もとみや」を目指し、「定住促進事業」として子育て支援の充実や雇用の確保など、複合的に事業展開を行い、本宮市の魅力を市内外に広く発信しながら、人口増を効果的に図るため、様々な施策を実施しております。

 平成24年7月にオープンしました「スマイルキッズパーク 屋内あそび場」の入館者が2年4カ月で10万人を達成いたしました。毎日多くの子どもたちが目を輝かせながら、明るい声を響かせておりますことを大変うれしく思います。さらに、子どもたちが屋外でのびのびと安心して遊びながら、自然とふれあい「冒険心」と「新たな発見」を体験できる施設として、昨年12月25日に「スマイルキッズパーク記念樹の杜 屋外あそび場」をオープンし、屋内あそび場と記念樹の杜を安全に行き来できるように、遊びを取り入れた地下連絡通路を設置いたしました。

 また、今年は神座地区に屋内練習場の建築にも取り組んで行きたいと考えております。これらの施設を活用しながら、子どもたちの好奇心と探究心を育て、心身の健康の向上を図ってまいりたいと思います。

 昨年、合併8年目を迎え、本宮市民憲章および市民の歌を制定いたしました。この市民憲章および市民の歌は、市民の皆様の共通の目標として、また、多くの市民の皆様に歌い継がれ、ふるさとに対する誇りと郷土愛を持っていただき、心のよりどころとなることを念願するものであります。
 本日より、防災行政無線の音楽を市民の歌「みずいろのまち」のメロディに変え、流させていただいておりますので、お聴きいただきたいと思います。

 お年寄りからお子様まで誰もが安心して暮らせる、魅力ある「もとみや」として、未来に希望を持ち、震災前にも増して元気溢れる本宮とするため、農商工のバランスの取れた「まちづくり」に強い心で取り組んでおります。
 本年も引き続き、本市の力強い復興への取り組みを最優先に進め、元気な本宮市を創るため、市の復興計画に掲げた「安全と安心を大きな夢につなげる『福島のへそのまち』本宮」をスローガンに、更なる強い心で取り組んでまいります。

 私は、いつの時代も、その地域に暮らす市民の安全・安心と福祉、教育の向上など更には地域産業振興のために、さまざまな施策をその時々の状況を冷静に見極めながら展開することが行政の基本と考え、市政を執行してまいりますので、今後ともなお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、市民の皆様にとりまして新しい年が健やかで幸多い年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。