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市長メッセージ(平成28年)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年12月1日更新

市長メッセージ 市民の皆様へ

平成28年3月11日 市長メッセージ

 寒さも緩みはじめ、ようやく春めいてまいりました。
 市民の皆様には、市政全般にわたりご理解とご協力を賜っておりますこと御礼を申し上げます。

 さて、平成23年3月11日発生の東日本 大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から、5年の歳月が経過いたしました。
 震災により尊い命を落とされました多くの 皆様に対し、市民の皆様とともに心から哀悼の意を表しますとともに、あらためまして被災されました皆様に衷心よりお見舞いを申し上げます。

 また、本日、未だに31名の方が行方不明となっております浪江町へ、本宮市消防団員総勢100名が、行方不明者の捜索協力のため、早朝より現地で捜索活動を行ってまいりました。
 ご遺族の悲しみは計り知ることができませんが、早期の発見を切に願いますとともに、本市消防団の郷土愛護の理念と崇高な使命感に敬意と感謝を表したいと思います。

 これまで多くの市民の皆様をはじめ、本宮を故郷とする方々、友好都市の埼玉県上尾市、災害応援協定を結ぶ各自治体および各企業、地域活動や事業連携をいただいております各大学や金融機関、そして多くの民間企業や各種団体の皆様から、心温まるご支援、ご協力をいただき復興事業を進めてくることができました。あらためまして、心より感謝を申し上げます。

 さて、本市の復興は着実に進んでおり、本年も引き続き、住宅除染や風評被害対策をはじめとする復興事業と健康管理事業を最優先に進めてまいります。

  現在、住宅除染につきましては、本宮地区を中心に進めておりますが、間もなく青田、岩根地区の除染を開始する予定となっており、平成28年度中には市内全域の住宅除染の完了を見込んでおります。今後は、更なる除染のスピードアップに努めて早期完了を目指してまいります。

 風評被害対策につきましては、米の全量全袋検査をはじめ、農産物の放射性物質検査を継続し、風評被害の払拭に努め、市内外に安全・安心を積極的に発信してまいります。

 さらに、放射線による健康不安の解消のため、ホールボディカウンターやガラスバッジによる放射線量の測定、甲状腺検査などを継続し、市民の皆様の健康管理に努めてまいります。

 昨年は2月に英国のウィリアム王子、安倍首相、内堀知事に、子ども達の屋内外あそび場「プリンス・ウィリアムズ・パーク」に訪問をいただきました。その後、一年間で約10万人の方々が市内外から訪れていただき、子ども達の笑顔があふれる施設として利用いただいているところであります。本宮の元気を市内外に発信できた意義は大きく、大変喜ばしいことでありました。

 今年は、関下地区に「屋内運動施設」の建設を進めており、秋のオープンを目指します。施設は全面人工芝で整備し、野球やフットサルの屋内練習、高齢者や障がい者の方々にも利用いただける多目的な施設となります。市民の皆様の健康増進と体力向上に繋がる施設として期待しているところです。

 また、震災により避難されている方々や市民の皆様の憩いと交流の場となるよう、阿武隈川の高木地区の河川敷に、パークゴルフのできる交流広場とトイレを備えた管理棟の整備を進めており、秋の完成を目指しております。

 現在、本市には、浪江町の皆様をはじめとする避難区域では未だに多くの皆様が避難を余儀なくされております。
 長期にわたる仮設住宅等での不自由な生活が続いており、原子力災害による影響は今もなお大きな不安を残している状況であります。

 そうした方々が少しでも落ち着きを取り戻した生活が送れますよう、市内3か所に61戸の復興公営住宅の建設を進めております。桝形 地区の戸建て住宅へは昨年12月末より、完成した順に入居いただいており、他の2か所につきましても、今年の8月中には入居が可能となる予定です。

 私は、市長の責務として、これからも復興への取り組みを最優先に進めるとともに、震災から5年の節目を迎えた平成28年は、地方創生元年として「住みたいふるさと もとみや創生」を本格的に進める年とし、定住促進のための事業を強力に推進しながら、本宮市の魅力を全国に向けて発信していきたいと考えております。また、震災・原子力災害の風評の払拭と風化をさせない取り組みを一層強化し、市民の皆様が安全・安心に過ごすことが出来るよう、震災前にも増して元気な「福島のへそのまち もとみや」を取り戻すために努力してまいります。市民の皆様には、今後ともなお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 これをもちまして、震災後5年が経過しての私からのメッセージといたします。

平成28年1月1日 市長メッセージ 

 あけましておめでとうございます。 
 市長の高松義行でございます。

 市民の皆様には、平成28年の輝かしい新春をお健やかにお迎えのことと存じます。
 また、日ごろより市政運営に格別のご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。

 本年は丙申の年でございます。この年は、今までの努力が形になってくる年とも言われており、市民の皆様お一人お一人におかれましても、そんな年になっていただければと願っております。

 さて、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から、5年の月日が経過しようとしております。 これまで多くの市民の皆様をはじめ、本宮を故郷とする方々、友好都市の埼玉県上尾市、災害応援協定を結ぶ各自治体および各企業、地域活動や事業連携をいただいております各大学や金融機関、そして多くの民間企業や各種団体の皆様から、心温まるご支援、ご協力をいただき復興事業を進めてくる事ができました。あらためまして、心より感謝申し上げます。

 昨年は、原発事故の対策と致しまして、市民の皆様の健康管理・放射能除染・農作物等の風評対策・モニタリング検査体制の充実等行ってまいりました。本年も引き続き実行しながら本市の安全と安心を積極的に発信してまいります。

 さらに「住みたいふるさと もとみや創生」を理念とし、「復興事業」と併せ、「定住促進事業」を強力に推進するため、複合的な事業の展開を行い、「福島のへそのまち もとみや」の魅力を市内外に広く発信しながら、人口増を効果的に図るため、様々な施策を実施してまいります。

 昨年は、2月に英国のウィリアム王子、安倍首相、内堀知事に、子ども達の屋内外あそび場「プリンス・ウィリアムズ・パーク」に訪問をいただきました。その後の利用者が前年比約2倍と大きな伸びがあり、毎日、多くの子ども達が目を輝かせながら、明るい声を響かせておりますことを大変うれしく思っております。本宮の元気を市内外に発信できた意義は大きく、大変喜ばしいことでありました。

 本年は、市民の皆様の体力向上を目的として整備します「屋内運動施設」を、関下地内に秋のオープンを目指し建設を進めております。施設は、フットサル2面が確保できるコートを全面人工芝で整備し、野球やソフトボールの屋内練習、高齢者や障がい者の方々にも利用いただける多目的な施設となります。現在オープンにあたり、市民の皆様に親しまれ愛着の持てる『愛称』を広く募集しておりますので、多くの方々のご協力をお願いいたします。

 本年も本市の力強い復興への取り組みを最優先に進め、さらに地方創生を加速させるため、本宮に定住していただく方の増加を目指し、強力な推進と更なる魅力発信に努めるとともに、安心で豊かな暮らしの実現と、活気と笑顔あふれる「まちづくり」に強い心で取り組んでまいります。

 私は、いつの時代も、その地域に暮らす市民の皆様の安全・安心と福祉、教育の向上など、更には地域産業の振興のために、さまざまな施策をその時々の状況を冷静に見極めながら、展開することが行政の基本と考え、震災から6年目を迎え、また、市政執行10年直前の今年は、丙申年にあやかりしっかりとした方向と形を整える年としたいと考えておりますので、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 結びに市民の皆様にとりまして、新しい年が健やかで幸多い年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。