市長メッセージ(令和2年)
市長メッセージ 市民の皆様へ
令和2年10月12日 令和元年東日本台風災害から1年が経過したことに伴う市長メッセージ
市長の高松です。
令和元年東日本台風・台風19号の被災から1年が過ぎました。7名の方の尊い命を亡くし、1400棟余りの建物が被災し、多くの市民の皆様が避難を余儀なくされました。今も私の大きな心の痛みであります。心からのお悔やみとお見舞いを改めて申し上げます。市は被災者の皆様全員が、穏やかな暮らしを取り戻されるまで全力を尽くしますことを、お誓い申し上げます。
今、市では台風19号の復旧復興対策と、新型コロナウイルス対策・10年目を迎えようとする東日本大震災対策と、多難な時期にありますが、必ず皆様のお力をいただき好転させてまいります。
災害から命を守るために、被害を最小限にとどめるために、築堤や、河川の整備は本論ですが、まず「公助」。この公助は、市民の皆様と危機感を共有するため、普段からの防災対策と、災害時に備えて解りやすい情報の発信の構築を市が行うものであります。
次に市民の皆様が、自らの命を守る行動「自助」。助け合い支え合う「共助」。そして不幸にも災害が起きてしまった時の、自治体・消防・警察・自衛隊などの「公助」…「公助・自助・共助・公助」を強く意識しながら災害対応に当たる所存です。ご協力をよろしくお願いいたします。
この1年を振り返り、多方面からの力強いご支援、天皇皇后両陛下から賜りました温かいお励ましのお言葉を心に刻み、オール本宮で「明るい笑顔あふれる本宮」を取り戻すため前に進んでまいります。
市民の皆様と一緒に…これで台風19号被災から1年を迎えた市長メッセージとさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
令和2年4月12日 令和元年東日本台風災害から半年が経過したことに伴う市長メッセージ
市長の高松でございます。
先週は本市におきまして、新型コロナウイルス、2次感染、3次感染者の方が、3名確認され、内2名が市役所の職員でありました。市民の皆様にご心配をおかけいたしました事、心よりお詫び申し上げます。
市は、庁舎内の安全を一早く取り戻すとともに、市民の皆様の安全安心を第一にと考え緊張感を持ち、感染の拡大防止に向け、最善を尽くしてまいりますので、市民の皆様に於かれましても、自らをウイルスから守る行動に意を注いでいただきますようお願い申し上げます。
さて、昨年10月に発生した台風19号災害から半年が経過いたしましたが、今もなお約180世帯余りの方々が、仮設住宅や借り上げ住宅などでの生活を余儀なくされ、また被災されたご自宅に於かれましても、多くの方々が不自由な生活をおくられておられます。改めて、災害の大きさを痛感しているところであります。お亡くなりになられた7名の方々に対しご冥福をお祈りいたしますと共に、被災されました多くの皆様に心よりお見舞い申し上げます。
台風災害からの復旧復興はまだ道半ばではありますが、河川の改良復旧や災害廃棄物の搬出、農業施設の応急工事など順調に進んでおります。今後は被災家屋の公的解体撤去に着手し、農商工業者の皆様のサポートも引き続き進めてまいります。
今、市は、東日本大震災、令和元年東日本台風災害、新型コロナウイルス対応と、大きな問題を抱えており、かつてない状況下にあります。
しかしながら、一日も早く、賑わいと笑顔あふれる本宮を取り戻せるよう、市民の皆様と共に強い心で、着実に前進してまいりたいと考えておりますので、ご協力とご理解を賜りたくお願い申し上げまして、市長メッセージといたします。
ありがとうございました。
令和2年1月1日 市長メッセージ
市長の高松義行でございます。
年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
市民の皆様には、日頃より市政運営に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年10月に、本市を襲った台風第19号の災害から、2か月半が経過いたしました。
今もなお、避難所や仮設住宅、民間借上げ住宅などでの生活を余儀なくされている方々、また、被災されたご自宅においても、多くの方々が不自由な生活を送られているなど、依然として心休まることのない日々をお過ごしのことと思います。
改めて、この度の災害の大きさを痛感しているところであり、お亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族、被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
また、これまで、市民の皆様をはじめ、各種団体・企業等の多くの皆様から心温まる善意をお寄せいただき、厚く御礼申し上げます。
現在は、被災により居住に支障をきたしている皆様への住宅対策として、仮設住宅・民間借上げ住宅等への入居や相談受付、また、被災された皆様の生活や事業再建に向けた各種支援制度の相談受付など、災害対応は、「応急対応」から「着実な復旧」へと移行しております。
昨年11月には、浸水した中心市街地の賑わいを取り戻そうと、被災された商店・事業者の皆様による街の元気復活イベントが開催されました。
また、毎年、東京「浅草寺」で実施しております「福島県と安達地方の観光物産展」においては、被災された商店・事業者の皆様にもご出店いただきながら、本市と様々な交流をいただいている相模女子大学の学生の皆様にもご協力をいただき本宮市の元気を広く発信していただくなど、少しずつではありますが、復旧が進んでいると感じております。
昨年12月26日には、天皇皇后両陛下が被災地お見舞いのために、本市をご訪問いただき、被害状況のご視察や、市民の皆様への温かいお見舞い、そしてお労いのお言葉を頂戴し、1日も早い復旧・復興への決意を新たにいたしたところであります。
まだまだ道半ばでありますが、被災された皆様が早く以前の生活に戻れるよう、関係機関との連携を強化し、全職員一丸となって、被災された皆様に寄り添いながら全力で復旧・復興に向けた努力をしてまいります。
そして、元気な「もとみや」を取り戻すため、市民の皆様とともに一歩一歩前を向き、進んでまいりたいと考えておりますので、更なるご理解とご協力をお願いいたします。
今年は、いよいよ2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。
開催にあたり、本市は、英国を相手国とした「復興『ありがとう』ホストタウン」に登録されており、平成27年2月の
ウィリアム王子のご来訪以来、日英友好のシンボルとして開園した「英国庭園」の充実と、昨年6月に実施した英国庭園フラワーフェスティバルにおいて、4名の英国関係者の皆様を「もとみや国際交流親善大使」として任命させていただきました。
さらに、平成29年から取組んでおります、国際交流事業「未来へつなげるもとみや英国訪問団」では、市内代表中学生の皆様と共に、英国ロンドンを訪問しながら、昨年は、カヌー競技リオデジャネイロ五輪金メダリストのリアム・ヒース選手との交流や英国ロンドン中学校の訪問など、新たな絆を築き、英国とのさらなる友好関係を深めてまいりました。
今年は、その訪問した英国ロンドン中学生達を本宮市へ招待し、文化交流等を通して国際性豊かな人材育成と国際交流を推進し、東日本大震災および原子力災害での支援に対する感謝の思いを伝え、この「福島のへそのまち もとみや」から福島県の元気や復興の姿を国内外に発信し、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を大いに盛り上げていきたいと考えております。
私は、いつの時代も、その地域に暮らす市民の安全・安心と福祉、教育などの向上、そして地域産業振興のために、さまざまな施策をその時々の状況を冷静に見極めながら展開することが行政の基本と考え、市政の執行をさせていただいております。
台風第19号災害からの復旧・復興を最優先課題として、防災・減災対策の強化に努めながら、本市の最上位計画であります第2次総合計画の将来像「『笑顔』あふれる『人』と『地域』が輝くまち もとみや」を実現するため、市民の皆様をはじめ、様々な分野の皆様とともに、取り組んでまいりますので、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
今年は庚子の年です。
新たな芽吹きと繁栄の始まりの年であると言われております。
水害の被害は大きなものでありましたが、庚子の芽吹きと繁栄を心に刻み前進する年としたいと考えております。
結びに、市民の皆様にとりまして、新しい年が健やかで幸多い年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。