高松市長は、6月3日に市長定例記者会見を行いました。会見内容は下記のとおりです。
本市は、市制施行15周年を迎える中、令和4年度をスタートさせていただきました。今年度においても「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」を確実に推進し、重点事業をはじめとする様々な施策を横断的に展開するとともに、効果的な情報発信に取り組み、「人口の減らない自治体」と「活力ある地域」の実現を目指してまいりたいと考えております。
また、4月には、感染症対策と開催方法を工夫しながら、「本宮市春まつり」及び「もとみやロードレース大会」を 開催することができました。
市民の皆様をはじめ、関係各位の皆様方には、コロナ禍においての感染対策と様々なご協力とご理解に、あらためまして、感謝と御礼を申し上げる次第であります。
それでは、次第により発表させていただきます。
本市における、新型コロナウイルス感染者につきましては、大型連休後、一時感染者が増加いたしました。
現在の状況でありますが、連日陽性者は 確認されておりますが、感染者ゼロの日も あるなど、比較的少ない人数で推移しております。
また、家庭内での感染も増えていること から、改めて基本的な感染対策をお願いしているところでございます。
本市のワクチン接種状況についてでござ います。
3回目の接種をした方の接種率は6月1日現在、71.36%となっております。
4回目接種につきましては、対象である 3回目接種から5か月を経過した60歳以上の方へ、5月30日に接種券を発送し、5月31日から接種がスタートいたしました。
順次、対象者の方々へ接種券を発送してまいります。
なお、5歳以上11歳以下の小児接種に つきましては、6月1日現在1回目を接種した方は32.63%、2回目を接種した方は21.67%となっております。
県においても、子どもの感染拡大防止重点対策期間が、6月12日まで延長されました。
保護者の皆様には、子どもを感染症から 守り、感染を拡大させないためにも、ワクチン接種についてのご検討をお願いいたします。
また、本市独自の感染レベルを5月16日からレベル2へと1段階引き下げしました。
レベル2への移行に伴い新しいスローガンを「みんなが感染対策・徹底予防でフツーの暮らし」としたところです。
今後も感染の再拡大を防ぐことが重要で ありますので、市民の皆様には各家庭で、 また職場や学校等でも感染対策の確認・徹底をお願いいたします。
開園から5周年を迎えるプリンス・ウィリアムズ・パーク英国庭園において、バラの花がもっとも綺麗に咲く時節の5月28日・土曜日から6月5日・日曜日までの期間で、フラワーフェステバルを現在開催しております。
初日の28日には開園5周年記念式典として、英国大使館のほか、開園にご尽力いただいた関係者の方や、「未来につなげる英国訪問団」に参加された方々をお招きし、イベント広場モニュメントの除幕や庭園内オリンピックローズエリアのお披露目、記念植樹を実施いたしました。
今後は、英国庭園を核として、英国との友好関係をさらに深めながら国際交流の推進を図るとともに、さらに多くの方々に愛される英国庭園を育て、市民の皆様とともに「笑顔あふれる 人と地域が輝くまち もとみや」のまちづくりを目指して参りまいります。
また、フラワーフェスティバルの期間に市内飲食店で英国風メニューを提供しています。
これは、英国庭園5周年に向けて、昨年度から英国風メニュー創作事業を展開しました。
市民の皆さまに英国を身近に感じてもらおうと、市内飲食店、菓子店に協力を呼びかけた結果、12店舗の参加を頂き、魅力あるメニューができました。
市といたしましては、今後、参加店を広げながら、通常メニューとなっていくことを期待して、普及を図ってまいります
美味しい食べ物は人を幸せにし、良好な関係を創出します。市内菓子店の「かりんとう」が英国のジョンソン首相へ届いたことは日英友好を深く強固なものにする一助になったと感じています。
この様な英国風メニュー食べ歩きの普及事業を通して英国との繋がりを市民の皆様に身近に、そして強固なものにしながら、十全に回復しているとは言い難い「福島」のイメージを、前向きに国内外に発信してまいりたいと考えております。
阿武隈川本宮地区の築堤事業及び中條河畔広場の完成式典につきましては、コロナ感染症の拡大により延期していたところですが、この度、福島河川国道事務所と協議し、6月6日・月曜日に夢広場及び中條河畔広場において実施することといたしました。
当日は、根本匠衆議院議員をはじめ、ご来賓の皆様、築堤事業実施地区の行政区長などの関係者の皆様をお招きし、テープカットやモニュメント及び築堤事業説明看板の除幕を行う予定であります。なお、コロナ感染症対策を徹底したうえで、式典を開催して参ります。
五百川駅前広場につきましては、五百川駅前広場整備検討委員会からの提言に基づく計画案による事業の推進を予定しておりましたが、計画案による早急な対応が難しいことから、代替案の検討を進めてまいりましたが、この度、整備のたたき台がまとまりました。
五百川駅正面から北側約2,500平方メートルの用地に、送迎用車両及び、地域公共交通や近隣企業の送迎を考慮したマイクロバスの駐停車場として整備することで、 朝夕時の混雑緩和と危険回避につなげてまいりたいと考えており、今月開催の第3回本宮市議会定例会に補完設計の予算案を 計上したところであります。
今後につきましては、議会に審議を頂き、整備検討委員会への説明や地元説明会等を実施し、早期完成に努めてまいります。
なお、五百川駅のトイレの整備及び駅バリアフリー化についても、引き続きJRと協議を行い、利用者の皆様の安全性と利便性向上を図ってまいります。
恵向公園につきましては、東日本大震災及び令和元年東日本台風災害で被災された皆様の応急仮設住宅用地として活用されてきましたが、その役目も終了し、昨年末には建物の撤去が完了したことから、今年度より公園の復旧を実施してまいります。
復旧にあたっては、幅広い年齢層に楽しんでいただけるスポーツ等の利用を検討してまいりましたが、今回の復旧工事と併せて、芝の広場を活用したグラウンドゴルフコースの整備を実施することで現在計画を進めており、先程と同じく、第3回本宮市議会定例会に グラウンドゴルフコースにかかる設計費用を計上しております。
なお、本年3月には、市体育協会及び、 グラウンドゴルフ協会より、恵向公園の復旧に併せたグラウンドゴルフ場整備に関する要望も頂いておりますので、議会に審議を頂き、グラウンドゴルフ協会との意見交換を進めてまいります。
これらの整備を通じて、恵向公園全体が幅広い世代の方に楽しんでいただける公園となるよう、公園北側の芝生エリアにつきましても、子どもや家族連れが楽しめるエリアとして、できるだけ多くの市民の皆様に楽しんでいただける明るい施設として整備してまいります。
昨年2月の福島県沖地震により被災し、災害復旧工事を実施しております、市道 富士内・上沢線につきまして、6月30日の再開通を予定しておりましたが、工事が順調に進んだことから、6月8日・水曜日の正午に再開通できることとなりました。
工事完了まで長期間を要し、市民の皆さま並びに利用者の皆様にご不便をおかけしておりましたが、今後は、安全かつ円滑な道路交通の確保に努めてまいります。
なお、再開通の日程につきましては、通行止め解除の予告看板の設置や防災行政無線、ホームページへの掲載などにより周知を図ってまいります。
令和4年第3回本宮市議会定例会が 6月8日から開会されますので、上程いたします議案等についてご説明を申し上げます。
議案等は、お配りさせていただきました議案書の付議案件のとおりであります。
今回の補正予算の規模については、 一般会計が、3億8,391万円の増、
その他の会計が、2,661万7千円の 減額補正となり、
全会計合計で3億5,729万3千円の 増額補正予算となっております。
議案の主な内容でありますが、
農業委員会委員の任命が12件、
条例の一部改正が3件、
消防積載車の購入契約締結が1件、
各会計の補正予算が5件、
専決処分の報告が1件、
令和3年度予算の繰り越しについての報告が7件でございます。
以上が上程いたします議案等でありますが、一般会計補正予算の主な内容等につきまして、ご説明申し上げます。
一つに、4回目の新型コロナウイルスワクチン接種に要する関連経費を、
二つに、令和4年度住民税非課税世帯に対する住民税非課税世帯等臨時特別給付金を、
三つに、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金を、
四つに、市道改良により移設及び撤去を行った本宮小学校グラウンド工作物等の設置にかかる工事請負費を、
五つに、多世代交流施設「あぶくま憩の家」多目的ホールの改修工事にかかる工事請負費を、
六つに、荒井字南ノ内地区ほか道路等の測量設計委託料を、
七つに、令和3年2月の福島県沖地震で被災した、しらさわカルチャーセンターの改修工事実施設計委託料を、
八つに、コミュニティ交流広場パークゴルフ場の18ホールへの拡充に伴い、公益社団法人日本パークゴルフ協会公認コースの認定取得のための費用を、
九つに、道路交通法施行規則の改正に伴い、職員用アルコールチェッカーの 購入経費を、
それぞれ計上いたしました。
この結果、歳入歳出予算のそれぞれに
3億8,391万円を追加するものであります。
以上で、令和4年第3回本宮市議会定例会の議案等の説明とさせていただきます。
本市の国民健康保険税につきましては、県内の国保税統一に向け、急激な保険税の変化にならないよう、平成30年度から5年間について、税額の引き上げを行わない方針のもと運営してまいりました。本年度は、この最終年度であり、今後の国保運営を見据えた予算編成を行ったところであります。
今年度の国保税算定にあたりましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う収入減や、原油価格・物価の高騰による家計への負担軽減を図るため、一人当たりの税額の引き下げを行いました。また、税負担の公平性を図るため、応能割・応益割を50対50で調整を行ったところであります。
これにより、一人当たりの税額は、89,691円で、前年度と比較いたしまして、8,273円の減額となり、不足する財源につきましては、前年度からの繰越金と、財政調整基金より2,016万円を取り崩し確保したものであります。
今年度の国民健康保険税は、市が目指す理想の形として新たなスタートとするものであります。今後も急激な保険税の変化にならないよう、積み立てを行ってまいりました財政調整基金を活用し、県統一に向けスムーズに移行できるよう、安定した国保運営を図ってまいります。